そりゃ自由を手に入れられるんです。えっ、自由って何ですか?そうですね、たとえばあなた、目が見えなくなったとします。どうですか、困るでしょう。ものが見えない。見えているようで実は見えてないものはたくさんありますね。知らないというのも、ある意味で見えてないのと同じでしょ。
私は中学のころから自由に目覚めました。自分が知らないことばかりだと思うと息苦しくなりました。自由だと思っていた世界が不自由なものに感じ始めたのです。せっかく生まれてきた世界をもっとよく知りたいと思ったわけです。なんと殊勝な子供でしょうか。勉強は自分を解放する鍵なんですよ
昔は学歴がものを言いましたが、今は大学イコール立身出世とは言えなくなりました。にもかかわらず大学に通わせる親の経済的負担は並大抵ではありません。親も下手に勉強させて、大学に行きたいなどと、言い出されては困るのです。
だったら、勉強しなくていいんですね、なんて思ったら大間違い。社会はどんな職場でも勉強しないわけには行かないのです。勉強は、まず知らないことに興味、関心を持って、学ぼうとする基本訓練です。はじめから興味はないかもしれません。調べたり、覚えたりするうちにわかってくる。分かると面白くなるのです。この思考パターンが出来ている人は社会に出ても新しいことにチャレンジすることが出来ます。出来ていない人は、失敗するとすぐだめだと思ってしまう。失敗は成功の元、という単純な真理が分からない。学校で、失敗を繰り返し、少しずつ進歩することを覚えることは一生の財産になるはず。
英語を話せなくても不自由はしない。ほんとにそう思っているなら、実にあなたは損をしている。要は面倒なんでしょ。でも、それでも勉強する価値はあります。おおありですよ。外国に行かずにすむとして、(一度くらい外国の地を踏みましょう。あなたの世界観が変わるかもしれません。勇気をちょっと出すだけでいいんですから)映画、テレビ、ゲーム、小説、仕事、みんな本当に関われば関わるほど英語に接近してきます。私はギタ-作りをしたことがありますが,工作のハウツー本となるとアメリカにかないません。道具もいろいろ工夫して日夜新商品を作り出し、紹介してくれます。会話は出来なくでも大丈夫。発音が悪くても大丈夫。むしろ下手なほうが、向こうも気を使ってゆっくりしゃべってくれるはずです。